ここのところ北浦へきていなかったので、2、3週間ぶりか。午前中は用事があったので午後からの釣行となった。日差しは強いが風がここちよいので釣りをするぶんには辛くなさそうだ。
毎年のことだが今日の北浦をみてビックリ。この前まではこんなじゃなかったのに、今日はバスクリン状態だ。なんともいえぬ水の色。完全に夏モードといったところか。水温は29℃。水面から熱気が伝わってくる。
時間が時間なので今日はよほどの事がない限り、同じポイントに2回入るのは難しいかもしれないと判断。狙い場所と時合いをうまくあわせる必要がありそうだ。
そんなわけで最初に選んだ場所はキャストして届く範囲にあるブレイクライン。ここなら水通しはいいだろうから、この時間帯でも喰ってくるのではないだろうか。ヘビキャロを用い、ある程度の範囲をカバーしたが反応なし。
ちょうど水門がある場所だったので、ちょっとギルの様子を見てみようとスピニングタックルを用意。マス針をつけ、そこにエコギアのシラスを装着。ずるずると水門一帯をチェック。
水門の中で鈍いあたりがあった。竿をたてると重みが伝わってきたが重いだけであまり引かない。ギルにしては重いなと思うと正体は35cmほどのバスだった。しかし、まともなあわせをしていなかったため水面にあがってきたときにばれてしまった。貴重な1匹をばらしてしまった。
2匹目のドジョウ(バス)を狙うがあたりがあっただけで不発、1匹の大切さを痛感。
その場をあきらめ、別のブレイクを狙いに移動。ここでもある程度の範囲をズルズルしたが反応無し。
狙いを流れ込みに変更。まず最初に向かった場所は、かなり浅いところであったが水草もあり水質もきれい、そして小魚も多かった。こんないい条件ならバスもいるだろう。バズベイトを引いてみると喰ってはこないが1匹のバスが興味をしめして寄ってきた。しかし、すぐにどこかに消え去ってしまった。かなりすれているのか。
バスを確認したが釣れず、次の流れ込みへ。しかし、この場所は以前と違いあまりいい状況ではなかった。水量が減ったのか流れるコースが変わったのか、昨年までと違う。自分の中で夏の定番ポイントだっただけに非常にもったいなかった。案の定反応無し。
東岸のアシ帯をチャチャッとスピベで流したが反応無し(あまり釣れそうな気がしなかったのでかなり雑だったのかもしれない)。
時間は17時近くなり、少々疲れがでてきた。暑さと車の乗り降りが体に疲労を蓄積させていく。さらにこの釣れないという状況が加わるとさらに疲れが。
だいぶ涼しくなってきたので、今度は対岸へと移動した。トップで狙うのがてっとりばやいかもしれない。しかし、風が強いのがいまいち気にかかる。
西岸のアシ帯へ到着。バズベイトを考えたが、波があるのでスピナーベイトにした。小魚が逃げ惑う姿があったのでこれはバスがいる可能性大か。だが、バイトはない。
ミノーで広く探ったり、テクトロで探れば型は見れるかもしれない・・・などと考えていたが、結んだのはスティックベイト(ノリーズ)。色がチャートだったのとアシ際をタイトに狙えるという理由もあったがなんとなくいいんでないかと思えたからだ。
そのルアーを選んでからまず一番いい場所に入った。ポイントの少し先に投げゆっくりと寄せてくる。タイトにアシ際を引いてくると倒れたアシにぶつかった。竿とチョンと上げるとワームはピョンっとアシを飛び越え、スゥッーと沈んでいった。次の瞬間、ラインが右に動いた。んっ?あたりか?竿をたてて反応を確認。改めて合わせをいれると魚が走り出す。思ったよりもいいサイズでなかなかよってこない。6ポンドラインとグラスロッドという組み合わせなので時間をかけてのやりとりだ。時間帯を考えると非常に貴重な1匹だけにかなり慎重に対応。17時50分あせらず取り込み、本日のあぶれを回避。充実感のある1匹だった。
そのあとその近くの場所で、ポケーっとしているバスを目撃。ルアーを引いてきて目の前にきたときに落とし込むとバクッとくわえたが、針の部分をかまなかったのでフッキング失敗。再度狙うもすぐに姿を消してしまった。
時間も限られてきたので最後に大きな流れ込みへと移動。ここなら夕暮れ時にバスがベイトを追いまわすことがあるかもしれない。
スティックベイトを投げこんで河口部一帯を攻める。小魚の気配はあるもののバスのボイルもないしルアーへのバイトもない。
だいぶ暗くなってきた頃、ポッパーに変えて様子をみると小型のバスが2回アタックしてきた。派手に横から飛び込んできたものの勢いだけでエサを喰うのは上手でないらしい。2回とも竿に重みが伝わることなく不発に終わった。
結局、今日の釣果は42cmのバス1匹。しかし、自分にとっては価値ある1匹。 今日はまだ過ごしやすかったもののこれから8月いっぱいまでの北浦釣行は暑さとの戦いになりそうだ。このバスクリン状態を見てしまうと海の方がすがすがしくていいなぁなんて思ってしまう。
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