今日はマルタ釣り大会。
ルアーまたはフライでマルタ、ニゴイを狙い、2匹の総長で競う。例年、11月の第4週ごろに開催。
今年の参加者は40名ほど。今回はMame1人で参加・・・というかTarakoは過去1回、Yasuはでたこともないので、毎年1人で参加しているようなものか。

今シーズン、実はこの日が初マルタ狙い。別になめてかかっていたわけではないが、なんだかんだ行く暇がなかった。
それで、自分で一番、自信のある場所に入ることにした。正直、早い者勝ちでポイントに入るので、だめだったら、場所を変えるしかない（一応第2候補も選択してはあるが）。
目指すポイントには誰もいなかった。対岸にはかなりの人がいるが自分側には見える範囲では誰もいない。貸切。

毎年、底の変化も若干変化するので、そういったことをチェックするため、ざっと流していく。ルアーはスピナー（オリジナルモデル）。ちなみにワームは使用禁止である。
50mほどの区間を流していくも反応がない。さらにそれより範囲を広げ、あきらかに魚が付く場所もたたくがノーバイト。こりゃ、厳しいや。
釣り開始から2時間が経過してようやく2回あたりがでた。しかし、あたっただけで、喰わない。あたりがあったので、どうにかなりそうな手ごたえもあった。
それから15分、対岸でもルアーの人には全くヒットしてない様子だったので、場所移動を決意。

しかし、ここまで状況が悪いのは珍しい。こういうどんよりして、寒い日にはたしかに今までいい思いをしたことがない。けど、1シーズンに1度か2度のこと。よりによってこんな日に釣れないとは。
次の場所は深めで、障害物が絡んだ場所。いついているマルタが狙い。
ここも広範囲を流していく。しかし、まったくあたらん。
30分ほどで見切りをつける。場所がどうこうじゃなく、単にマルタのルアーへ反応が悪いことを確信。

となると、その反応の悪いマルタを喰わせる要素が必要。
マルタが付きやすいポイントがあり、そこに潮の変わるタイミングをぶつけるしかない。
時間的に大会終了時間までに上げから下げに変わるタイミングがあるはず。そのタイミングが勝負どころと読んだ。
マルタが間違いなくいる場所・・・排水まわり。というわけで排水ポイントへ向かう。ここで最後まで粘る作戦だ。
思い当たった場所へ移動。

そのポイントへつくと既に釣り人がいた。むっ、入れないか。
しかし、よくみると顔見知りのIさんだった。おかげでそのポイントに入ることができた。
この時点でIさんは50cm近いのを数本キープしていた。さすがフライ、この状況でも強い。
隣でビシバシ釣り上げるのを見ながらこちらは黙々とルアーを投げる。別にあせりはない。なんせ、人との勝負でなく、魚との駆け引きだから。自分の釣りをすればいい。この渋い状況でいかに釣るか、これがおもしろい。

少したち、1度だけあたりがあった。ほんとにわずかのあたりだ。
どうにか食わせたかったので、管理釣り場で使うスプーンを結んだ。マルタにスプーンは有効なのだが、この場所では難しい・・・。ただ、場所と状況によっては戦力になる。
変えて数投で、小さな感触。あれっ？と思い巻いてくると15cmほどのマルタがくっついていた。自分のマルタ最小記録を達成。ある意味、これを釣るのは難しい。サイズはともあれとりあえず1匹。

その後スプーンへの反応はなく。プラグなども試していたが、ニゴイも釣れない。
そうこうしているうちに潮が変わり始めた。ぼちぼちチャンスである。ルアーをスピナーに戻す。
時間も残り1時間。なんとしても2匹そろえねば。
マルタがつくであろうかけあがり周辺を狙う。

グンッ、着水して沈めてすぐに生体反応がでた。よっし、のった。これで2匹目だ。ちっちゃいけど。
2匹目、35cm。なんだか検量にもってくのが恥ずかしい2匹だが、これでエントリーできる。
後はサイズアップだ。さぁ、時合を逃すな。
しかし、しばらくたっても後が続かない。いや、まだまだ、最後の最後までわからん。
残り30分ほどになったとき、今日初めてマルタらしいあたりがきた。コンッ、コンッ、ググン。
ほいきたぁ。今度はまともなサイズだ。まともなサイズだったのに、早く獲りたい一心からかちょっと強引にしてしまった。マルタは水面に現れて首振り。その瞬間、ルアーが吹っ飛んできた。まじっすかぁ・・・。
痛恨のばらし。

結局、さっきまでの2匹で検量に行くことになった。2匹合計で50cm。
正直、こんなんじゃどうしようもないと思っていた。が、他のルアーマンも渋かったらしい。
2匹そろえた人は15人もいなかった。おかげでこれでも11位。
しかし、フライの人は100cmオーバーが数名。うむむぅ、フライ強し。

やはりマルタもおもしろい。昨シーズンもあまり通わなかったし、今年は久々にマルタの頻度を増やそうかな。