予報より遅く雨が降り始めた。しかも、それほどの降りではなく、穏やかなしっとりした雨。このままなら、それほど辛くないんだが・・・
それにしても、毎週のように週末になると天気が悪い。2月になって以来、雨具を使用していない週末はなかったような気もする。
セイゴの様子を見に行く予定だったが、夕方の時点で期待は捨てた。
河口にさしかかったとき、ラジオで天気予報が始まった。
「低気圧の通過に伴い、明日の朝まで雨でしょう。風は南東のち北東の風で、海はしけてくる模様・・・」っことは、今から荒れるってことだよねぇ、風も強くなるのか・・・これまでと風向きは逆だなぁ。どこが勝負どころとなるか。
まだ薄明るい時間から準備開始。
思ったよりも雨が暖かい。これは助かった。雨降りだと手袋が難点だが、これなら手袋なしでもどうにかなる。
まず、簡単にセイゴチェックからスタート。
しかし、これは音信不通。また、そのうち気配があったら狙いましょ。
すぐにメバルチェックに切り替える。
すると、すぐに威勢のいいアタックがあった。2回あわせミスをして、3回目にようやくフッキング。しかし、これは空中で逃げられてしまった。
とはいえ、ちょっとヒントをもらうことができた。
この頃から、おとなしかった風が暴れ始めた。幸い、雨が落ち着いていたのでよかったが、釣りにくさはある。
何回か反応があったので、それをもとに策を練る。
徐々にメバルの反応地点が絞れてきて、ヒットするようになった。クククンッ。ここでは、ひさびさの好感触だ。しばらく渋いメバル釣りが続いていたので、今日はどちらかというと楽に釣れてくれるメバルたち。
あたってものらないのがいたけど、とりあえず無視。まずは活性の高い個体を簡単に攻めて行く。こうすることで、スピーディに魚の状態を把握することができる。
一通りポイントを流した後、今度はあたったけどのらなかった魚を獲りに行った。
昨日、ちょっと信頼感が持ててきたカラーを再び試す。
さっきに比べるとねちっこい釣りに変更。
風雨で、集中力がなくなりそうなところを鍛えるべし・・・そんな感じの釣り。
思ったほどは釣れなかったけど、まぁ仕方ない。
ちょいと移動して、先ほどあたりが多かった棚とちょっとその下の棚にチェックを入れる。
コツ。グングングン。おっ、今日一番の魚かも。上がってきたのはクロソイ。
続けてその近くにキャストすると、これまたクロソイがヒット。2連荘、ほぼ同じサイズ。メバルだけでなく、クロソイも今日は元気なのか。この荒れ具合がいい感じらしい。
こういう展開ならクロソイに主眼を置いて、メバルも狙う攻めで行ってみよう。
2匹のクロソイとさっきまでのメバルの反応から、魚の付き場はだいたい見えた。
今日は明暗のバランスがものをいうらしい。そういう場所を中心に攻めていき、たまにそうではない場所にチェックもいれる。対照実験方式で狙いに確証をうえつける。
風が徐々に強さを増し、しんどくなってきたがどうにか釣りはできるレベルだし、延々歩いておいしい場所をうっていった。
クロソイ2匹を追加。サイズはどれもほぼ同サイズ。風がなければ、もうちょっと狙える場所があったのだが、この風のおかげで釣れたという事もあるので。
メバルもだいたい釣れてくるのは14cm級で、めずらしく型がそろっていた。
かけられなかったアタリもけっこうありましたが・・・
結局、今日も荒れてしまった海。なかなか落ち着きませんねぇ。来週末は、雨じゃないことを祈りますよ。本当に。
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