予報では翌朝の気温は、−5℃(実際には−3.8℃でした)。3月にこれほど冷え込むとは予想もしていなかった。例年だと3月に入れば、悪くても氷点下2℃どまりなのに・・・今年は、雨の多い冬だったりとちょっと例年と違いますね。
ちなみに現在の予報では、来週も2、3日氷点下2、3℃の日があるもよう。
昨晩、雨が降ったこととこの冷え込みのため、予定していた釣行内容を変更することにした。
まず河口の様子を見に行った。
ここまで来たついでなので、近くの様子も見にいった。せっかくなので、5分間だけ竿を出す。
開始1分で、14cmほどのメバルがヒット。土日の低気圧通過後、水温が7℃代まで落ちてしまったので、若干の心配はあったが、それほど魚の状況は悪くないようだ。とりあえず釣れる。
水温が低下しようとも、魚たちは春を感じているはず。水温は日々の変動が大きいときもあるが、まちがいなく今は3月(春)とわかる要素が存在する。人間を除く生物たちは敏感ですからね。
1匹釣った後は、マイクロメバルと思われる魚からの魚信が何度かあったのみ。
5分勝負を終え、本命ポイントへ。さすがに5分でも、防寒着がないと辛い。
1、2月は、ある課題に重点をおいて釣りをしていた。数釣りよりも1匹に出会う過程に重点をおいていた。そういう意味で、数は釣れなくても充実した釣りができていたと思う。
3月にも入ったことなので、今日はこれまでとは違い、数にこだわる釣りをしてみよう。
水温低下で、状況は気になるが、こういう悪条件で釣ってこそ価値もあるし、あたえられた条件の中で結果をだすのもまた楽しい。
先ほどやった場所でヒットしたり、あたりがでた棚から探りを入れてみる。
海面は穏やかだが、メバルのライズは見られない。
棚をかえて攻めていると、モゾモゾとした鈍いあたり。のらない。
何度か似たようなあたりがでた。これは渋いぞ。場所を変えずに釣っていた方がよかったか?
そうは思っても、ここでなんとかするのも修行のうち。
すでに氷点下、指先がジンジンしはじめた。まさか、3月でこうなるとは・・・
探っていくうちに微妙なアタリをとり、ここでの第1号をキャッチ。しかし、まだ今日のここのメバルの感じがつかめない。あたりもヒットも単発で終わってしまう。
ちょいと進むと、あたりが多くでる場所に遭遇。どうやら、今日のメバル溜まりらしい。
アタリがでるといっても、本当にかすかなアタリ。モゾモゾモゾとしたアタリだ。ひどいのになると、巻いてくる方向に向かってアタックしてきて、ほとんど竿にアタリらしいアタリが伝わってこないのもある。
違和感と微妙な重みを感じたらあわせる感じだ。
その場で、5匹ほどキャッチ。サイズはマイクロくんばかりだけど、アタリをとるという意味ではとっても楽しい。
ここのメバルは上の方で喰ってきた。
どうにか、ヒントは得られたけど、とてもじゃないが、数釣りができるような雰囲気ではなかった。こりゃ、1匹1匹を真剣に扱わないとなりませんねぇ。
場所をかえて、状況を探る。ここなら魚はいないことはないと思う。ただ、数いるかというと疑問だけど。
さっきの場所での教訓を活かし、1匹1匹を正確にとっていく釣りをする。
棚あわせから入るのだけど、ここはさっきのポイントとは違うので、同じ方法が通用するとは限らない。さっきよりも棚を深めに設定。
何度か通しているうちにあたりがでてきた。ここはさっきよりも深場なのだけど、こっちの方が食い気のあるアタリが伝わってきた。
ポツポツ追加。付近を探って数匹追加。明らかに棚は深い。場所によって棚もかわるので、一つのパターンだけでは釣れない魚たちもかなりいるということだ。
数を釣るなら、あそこはどうだ。
風もほとんどないので、どうにかなるだろう。期待はそれほど高くないが、移動。
数匹釣れてはくれるだろうが・・・
期待はあまり持たずに狙いはじめる。
少し経つとかすかなアタリがでた。良かった、いちおういるにはいるようだ。
足早にとりあえず反応出方を探る。
やる気あるのかって思うほどのアタリが多い。そんな中、たまにヒット。しかし、これでは効率が悪い。
数に結びつけるには確実に掛けていきたい。
ここまでのアタリの出方とヒットへの過程を考慮に入れて、攻め方を組み立てる。
メバルがしっかり喰う間合いを作ってあげることが大事。
今日のその間合いは、落とし込み。といっても、スイミングしてきて一瞬止めて少しフリーにする程度。派手にやってもだめだし、下手にあわせてしまってもだめ。なかなかシビアですな。
このパターンにかえてからは、比較的容易にヒットしてくるようになった。
どうにか20匹には達成。
数釣りモードでしたが、じゃんじゃん釣れてはくれませんでした。やっぱりそんなに甘くない。。
結局今日もどちらかというと渋い釣りになってしまった。でも、過程としては満足。1匹1匹と真剣にわたりあえた感じ。
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