佐渡遠征4日目(最終日) 8月16日(土)


なるほど・・・
遠征4日目(最終日)


2003年佐渡釣行集大成の1匹




いよいよ最終日を迎えた。充実しているせいか、あっという間に4日。
さすがに昨晩夜釣りをしたので、目覚めが遅かったが、それでも普段の休日よりはかなり早い起床。
今日はすでにプランができていたので、それに従って動く予定。

関東じゃ雨らしいが、こっちは見事な晴れ。
暑くなりそうだ・・・

午前中は飯を食べに行ったり、釣具屋に行ったり、お土産買ったりと釣りをせず。
フェリーに乗る都合があるので、釣りは17時10分まで。
午後から勝負で釣り場に向かった。

今日の狙いは2ヶ所。
両方ともこの3日間で何度か攻めてみた場所。検証課題をもって今日も臨んだ。

まずは日中のキジハタチェック。
ここ2日で実績のあるポイントを攻め、その後、周辺をくまなく探って傾向をつかむのが目的。

ぬぉぉぉ、なんてフグが多いんだ。
昨日もぼちぼちフグの猛攻を受けたが、今日はそんなもんじゃない。
ワームを海中に入れるたびに襲われる。
やってられん・・・まじっす。
晴れたせいなのか、わからんが他の魚を釣る前にワームがなくなってしまう。
これでは魚が誘い出せん。

フグと格闘しながら、歩いてポイントをチェックしていく。
遠めに良さそうな場所を何箇所かまわる。
しかし、思った以上に自分の中でできあがった理想の条件の場所がない。
これでキジハタが局地的に集合しているわけもわかってきた気がする。
なるほど・・・これはなかなか収穫。

とはいえ、ここではアナハゼとチビクロソイが相手にしてくる程度。
ちょっとねぇ、これはつらいねぇ。
けっこう時間的には探りに徹してきたんですが・・・もう来年も来るつもりでいるので、来年につながる釣りを意識してたりする。

フグの猛攻にあいつつ、なんだかんだとこの場で2時間ほどやった。
キジハタは出ず。
メタルジグで釣りをしていただいちさんが豆アジをヒットさせた。
それでは、ぼちぼち今日の第2課題に移りますか・・・最終決戦の地に向かう。

初日にいい感触をもらった場所にやってきた。
ここでの狙いは個人的にはアジ・メバル・そして簡単に釣れそうならワカシ。

そうはいいつつ最終日の佐渡をしっかり味わうためにムラソイから狙ってみる。
昨年、同じポイントを18時間後に試しにたたいてみるということをしてみた。。
その結果、ムラソイは全く反応を示してくれなかった。
今日は少なくとも1日はおいたので、30時間以上は経っている。
それに地形的に全てのムラソイを叩けたとは思っていないので、ちっとは釣れるんじゃないか・・・
検証開始。

グンッ。いましたぁ、ムラソイ。
さすがにムラソイは釣りなれてきた、昨年よりも数段レベルアップしている。
4日間こいつだけ狙った釣りをすれば、相当釣れるに違いない。
いいやつです。
つい熱くなってしまうが、あくまで余興なので、さらっと釣る程度に留めた。

先に青物チェックに向かっていただいちさんのところへ向かう。
自分はまず、昨日のメバルが気になっていたので、それを意識した釣りからはじめて見た。
この辺よさそうと思った場所でキャスト開始。

コンッ。
竿を上げると魚の感触あり。
何やらヒットしましたよぉ。おそらくメバル。
昨日、この釣りではバラシのみ終わったので慎重によせる・・というか上げるときが大問題。
昨日の反省をいかし、抜き上げる。
16cmほどのメバル君だ。うれしい1匹。
ここのメバルは金色がかっていてとってもキレイ。

この後、キャストごとに魚からの反応がでるようになった。
なるほど、メバルはこう釣ればいいのか・・・大収穫なり。
いい感じでメバルがヒットするようにはなったが、どうにも抜き上げるときにバレル傾向がある。
メバルが一瞬、顔をパタッと倒すのでその瞬間に針が外れる・・・なかなかやりおる。
ヒットさせるとこまでの過程はかなりつかめたので、よしとしよう。

メバルに満足していると、今度は別な感触が返ってきた。重ったるい。
重ったるい?そういや感じたこの感触・・・あいつかも。
そうです、あがってきたのは今回の遠征の大本命キジハタ。今日も顔を出してくれました。
サイズは18cmとこれまでで最小だったけど、これまでの狙いとは全く違う釣りだったので、これまた収穫。

ある程度、メバルの感触はつかめたので、アジ狙いに転向。
さぁ、こい、アジちゃん、ワカシちゃん。

しかし、期待の反応が返ってこない。
気まぐれアジさんはお留守なのか。
せっせとキャストを繰り返しますが沈黙なり。
「いました!」
だいちさんのルアーをワカシが追ってきたらしい。
どうやらワカシは沈んでいる様子。
一応自分も狙ってみるが追いも反応ない。

遠くで一瞬だけナブラが発生。
でも、本当に一瞬の出来事。群れが自分達に近づくことを願ったが、その気配はなかった。
その後、海面がざわつくことはなかった。

時間もだいぶなくなってきたので、最後にもう一度メバル狙いに戻る。
今日の条件での釣りはだいぶコツをつかんだ。
かなり反応はある。
なるほど、なるほど・・・。

ポツポツとメバルを追加。
今日は硬めの竿でやっているので、引きは楽しめないがアタリをとることに関しては充分満足。
フォーリングさせた時のアタリが糸ふけでなく、手元に伝わるアタリとしてとれる。
これはおもしろい。

そうやってメバル釣りを楽しんでいると、また違う感触が伝わってきた。
ゴンッ。
硬い竿が曲がる。なかなかの抵抗だ(引くわけではないですが)。
この重ったるい引き。
さすがに今度は確信があった、きっとあいつ。
今日2匹目のキジハタ。26cm。
あと残り数分というときにヒットしてきた。
この釣り場で2匹目。
この釣り方で2匹釣れたことで、佐渡でのキジハタ狙いの視野が一気に広がった。
なるほど、これまでで自分の中で構築できていたキジハタポイントの特徴を継承しつつ、ねらい目の拡大がはかれた。

4日間がとうとう終わった。
4日目もまた新たな収穫を得ることができた。。
今、振り返ると昨年よりも大幅にレベルアップした釣りができたんじゃないかと思う。
さすがに一度経験すると次の展開が楽になりますね。
今年も充実した釣りができて大満足でした。
ありがとう佐渡。
また来ちゃいますな、こりゃ。
だって、検証課題できちまいましたからねぇ。

4日目終わってみれば・・・


今日は新たなキジハタ狙いの展望が開けた。

2年を通してカサゴに出会えず、
カサゴいるのか?

メバルは最終日にして目標のレベルに到達した感じ。
シーズナルパターンを踏まえた釣りをすればいいということか。

最終日、釣果は少なかったけど、
釣果は特に意識してなかった。
かなり計画的な釣りができたので、満足。
もうすでに来年の佐渡釣行が頭にあったりする・・・




4日目釣果 : キジハタ2匹、ムラソイ9匹、メバル12匹、アナハゼ8匹、チビクロソイ3匹