伊豆遠征 3月13日(土)


ファーストステップ
静岡 伊豆西浦周辺


Nさんの会心の1匹



毎年この季節になるとフラッと遠征というパターン。
伊豆はあまり遠征って感じがしないけど、
ボートで攻めるのは初めてなのでワクワクする。
狙いはカサゴ・アカハタ。
ただし、未知の体験が多いのでどうなることやら。




今回の遠征は伊豆。
TarakoとNさんとTさんと自分、計4名。
今回は伊豆方面初ボート。
狙いはルアーでカサゴ・アカハタ。
ボートルアーでのカサゴは、おととし経験したのでちょっとはつかんだものがあるが、今回は水深が大きく違う。
エサ釣りで釣れるのは普通の話だが、わざわざルアーで狙っている人はあまり聞かない。
なので未知数の部分が多い。
もっとも事前に情報を集めすぎてしまうとその影響を受けすぎてしまうので、雰囲気がつかめる程度の情報だけにとどめておいた。

お腹を下したりして、結局ボートを出す時間までに一睡もせず。
朝6時過ぎ、ボートに乗り込む準備を開始。

5人乗りボートで快適そうだ。
・・・・と思ったが・・・
ボディに似合わずでかいエンジンがついている(50馬力、ボート屋主人曰く全開走行はしないように・・・確かにこれじゃ全開したら危険だわ)。
おまけにエンジンを始動し始めてから一瞬???
ハンドルが切れん・・・めっさ重い。惰性で走る船にとってこれはしんどい。
明らかに油圧系統が・・・
スロットルも滑らかでないし・・・
まぁ、こういう癖があった方が愛着がわいたりしちゃうんですけどね。

へっぽこな操船をしながら(他の3人の方申し訳ございませんでした)。
最初のポイントへ。
Tさんはエサ釣り、他の3人はルアーで狙うというスタイル。エサ釣りが一人いるのは意味が大きい。
水深は15〜20mほど。
18mほどぐらいまでは肉眼で底の様子がはっきり見え、20mほどでも偏光グラスにはある程度の変化はみえるのでそんなに水深があるようには感じない。
4人とも思い思いの釣りを始める。

見た目よりも流れが速い。
さらにくわえてゴロタ帯のため、なかなかこのボートのアンカーが決まらずに苦戦。
この感じでは形状の違うアンカーかパラシュートアンカーでないと太刀打ちするのは難しそうだ。

まだほとんど釣りができていない。
周囲は同じような地形なのであまり大きな変化は期待できそうになかったので、思い切って長距離移動。

次の場所、これが予想に反して潮が緩かった。
風も弱く、凪いでいる。
さぁ、いよいよ本格的に釣りスタート。

はじめてすぐに反応がでた。
ただし、カサゴではない様子。
底の状態からして果たしてカサゴはどうなのかって雰囲気だったが、その心配はすぐにかき消された。
エサ釣りのTさんが25cmほどのカサゴを釣り上げた。
その後も何度もエサをとられたりと何かしら魚の反応はでている。
ルアーの3人にも時折アタリはでるが、どうもフグ類の反応が目立つのみ。
それならばとちょっと狙い方を変えてみるとメバルがヒット。残念ながら水面でばらしてしまった。

徐々に反応は薄くなった。おまけに近くにダイバーが潜りはじめた。
釣りをしているところで、人が泳いでいるのかと思うとどうにも複雑な気分だ・・・水中の様子を見られているわけですからねぇ。
「あの釣り人、魚のいないところで釣りしてるよ。」
「ばかだねぇ、魚いねぇよって教えてあげてーよ」
「よせよせ、ばかなんだからそのままやらせとけ」
なんて言われてるかもしれんわけだ。

「あたってるよー、のった。」
Nさん沈黙を破る。
本日のルアーでの1匹目・・・・何者だ?明らかにハタ科の魚というのはわかったが(トップの写真参照)。
おそらくホウセキハタだろうってことに。
いずれにせよ、こんな魚が釣れることは嬉しい。本命ではなかったけど、本命以上に価値ある魚。

やる気はでたが、結果がついてこない。
ちょっと移動しながら良さそうな場所を探す。
うろうろしていると岬状になっている地形がらみで、水深20m前後から比較的急激に落ち込むかけあがりに遭遇。
ボートをその上につけ狙ってみる。

ここでもまたNさんの出番。
20アップの本命カサゴを釣り上げる。
このとき自分もほぼ同時にカサゴらしきアタリがでたのだが、フッキングミス。
ホウセキハタは釣ったし、本命カサゴは釣ったしでNさんはもう余裕状態。
Tさんもカサゴは仕留めたわけで、残るは自分とTarakoが釣果0組。
考えてみたらTarakoは海のボート釣りは初めてなわけだよねぇ。
そういや船酔いするとか事前に全然聞かなかったけど・・・大丈夫だったらしい。
健闘してますな。

黙々と釣りをしていたTarakoについにヒット。
実はここまでルアー釣り3人のなかではもっとも反応が多く出ていたのだ。。
そんな状況だったのでいつかは釣るだろうと思っていたが、しっかり結果をだしてきた。。


Tさんのエサ釣りでの釣れ方。Nさん、Tarakoの釣り。
自分もバイトはあったのでさほど狙いどころは悪くないはず。
3人の釣った状況を考慮にいれ自分に欠けているものを考えて、ちょっと釣り方に変化をつけてみる。
修正なり。
その直後、自分にもようやく本命がヒット。修正成功。
リグは自分の好きなスタイルではなかったけど、状況把握はうまくできた1匹なので満足な1匹。

釣り方にも大きなヒントを得たので、さぁじゃんじゃん行きますよぉって意気込みがましたのに・・・
さっきまでの凪ぎが嘘のように風が強まりだした。
静かだった海面にあっという間にうさぎが跳ね始めた。
風が強くて今までの釣りができない。

仕方なくなるべく風裏を目指して移動。
しかし、なかなかいい場所が見つからない。
風、ポイント、アンカーの効き具合。
良好な条件の場所を見つけられず苦戦。

あちこち移動していくがどうにもいい感じは得られない。
かろうじてチビカサゴを1匹追加したもののそれまでに終わる。
あっという間にボート上がりの2時を迎えてしまった。
なかなかうまくはいきませんねぇ。

ちょっと不完全燃焼気味で終わってしまったが、
イメージの構築はかなりできた。
次に繋がる釣りはできたので、よしとしましょう。
久々にワクワクする釣りができた。

次に繋がる釣り

貧果となったけど、
結果に残らない部分での収穫は非常に大きかった。
点が線になった感じ。
イメージがかなりできあがった。

7月に再度伊豆遠征を予定中。
今回は急遽今回の場所になった経緯がある。
次回は本命スポットにて挑戦予定。
その布石はだいぶできたように思う。

自分の釣りの幅広がるのが遠征の魅力。
これを地元にもフィードバックさせいかしたいもんです。


釣果 : カサゴ(15、21cm)2匹

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