朝は辛いが、朝のいい点はとても気持ちよく釣りができること。
明け方釣りに向かうと、あぁなんて自分は普段もったいない時間の使い方をしているのか、と思ってしまう。
とはいえ、遅くまで寝てるのもなかなかいいもんですから・・・
適度に両方味わえばいいことか。
釣り場に着くとすでに先行者2名あり。
夜からやっているエサ釣師ともう1人はルアー釣師。
邪魔にならないような間隔をとってポイントへ入る。
この邪魔にならない間隔というのが難しい。
人によってその距離の感じ方は違うし、そのポイントによっても違ってくる。
声をかけてから入るのが得策なのだろうが、これも相手の受け取り方っていうのがあるので悩ましい。
迷惑になるからと思い気を使って声を掛けるのに、なんともひどい返され方をすることがある。
逆にとても気持ち良い思いをすることもある。
どうせなら後者であってほしいもんです。
最初の場所、ベイトの気配が少しあるが追われているような感じはない。
しばらくやってみるも反応がでない。
先日雨降りの後には近くでシーバスの気配があったのだが・・・
そうは甘くなかったようだ。
ちょっと動いてみるか。
場所を変えてみるとこちらはベイトがワラワラ。
ちょうど流れのたるみに溜まっているようだ。
見ているとシーバスに追われている様子が伺えた。
サイズは大きくはないが、シーバスの捕食音が時折上がる。
こういった状況の魚はなかなか難しい。
ドンピシャのルアーを選択しないと喰わないことが多い。
で、そんなパターンに通用するルアーを模索する。
が、このパターンという言葉が罠である。
厳密にわけると同じパターンというのがどれほどあるのか?正直、まったく同じ状況なんてそうはないと思う。
ということはそれなりに多くの手を持たねばならないということか。
この辺を考えられることが楽しいんでしょう。
釣れても考え、釣れなくても考え、また来たくなる。
そうやって深みにはまっていくわけ。ズルズル・・・
ガクガクといったシーバスの引きが手元に伝わってきた。
どうやら喰ったようだ。
さきほどまでの状況を見ていて、30cm代の魚もいたので、そのサイズかと思ったが、それよりはちょっとは大きそう。
ガッチリくっていたので、ランディングも無事成功。
かろうじて釣果にたどりつけた。
そいつを釣ってから、パタッと辺りは静かになった。
時合終了か。
とりあえず1匹釣ったので、睡眠第2部に突入すべく粘らず撤収。
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