佐渡遠征3日目 8月14日(土)
海にうちのめされる
遠征3日目
![]()

荒れ気味の天気
![]()
深夜から朝にかけて雨が振った。
朝、起きるころにはほぼ止んだ状態になった、晴れてなくていいかも。
しかし室内から外を確認するとどうも風が強いようだ。そういや昨晩宿に帰るころにはかなり強かった。
この曇り具合からみてちょっと荒れ気味なのかもしれない。
今日は佐渡に来ているturikitimasaoさん達、夜な夜な隊の皆さんと顔を合わせる予定でいた。
で、落ち合った周辺から釣りを開始するつもり。
朝、洗濯したりご飯食べたりとのんびりスタート。。
この時点では合流するまでさほど時間がかからんだろうと思っていた。
しかし、それが誤算だった。
いろいろあって合流したのがお昼すぎになってしまった。
今日の狙いは夕マズメから、という感じでいたので皆さんとしばし会話タイム。
いろいろと面白い話やためになる話を聞けたし、楽しい時間を過ごすこととなる。
ひと段落してから本日最初の釣り場へ向かった。
昨年実績のあったゴロタ場へ。
風が強かったのでどうかと思っていたが、予想以上に荒れている。
一定方向から風が吹きっぱなしのため、見た目以上に荒れがひどかった。
とても釣りにくい。
実績があった場所なので、ある程度釣れる計算をしていたが甘かった。
釣れん、一人ムラソイ数匹という結果。
この荒れ具合、今日はかなりの苦戦が予想されそうだ。
大きく移動して気になっていたテトラ帯に侵入。
ここはさっきよりも風があたり、非常に釣りにくい。
ムラソイ狙いならどうにかなるのだが、肝心のムラソイ君がお留守のご様子。
時計はすでに16時をまわっている。
夕マズメ勝負なので、そろそろ勝負どころを決めねばならない。

昨日の結果を考えると昨晩結果の出た周辺が手堅いのだが、この風だともろに風を受ける場所。
佐渡は一周できるので、どこかしら風裏が存在する。
風裏で勝負すべきなのか?
少し悩んで風裏作戦を選んだ。
決めれば行動あるのみ、可能な限り急ぎます。
だいぶ移動もテキパキとできるようになった。成長したなぁ。
ベストタイムには間に合い、いよいよ昨日からのデータの裏づけに入る。
待っててくださいキジハタ君。
昨日の裏づけ作業なので、やることは簡単である。
同じ方法で釣りをすればいい。狙いどころも絞れている。
もちろん、厳密な意味では絞れていないのだが、釣り方からみたらそういう言い方ができるだろう。
きましたっ。
本日、第一号の本命を掛けたのはだいちさんだった。
きっと今日の釣りはこの一匹で成就したに違いない。
それほどまでに価値ある魚だった。
本日、一抜け羨ましい。
羨ましいとも思いつつ、余裕もあった。魚がいたんだから釣れる。
ちょっとキジハタのつれ方というものがわかりつつあった。
ゴンッ。
今度は自分の竿が止まった。
このアタリは十中八九キジハタ。さすがにキジハタの感触には自信がもてるようになりつつある。
あがってきたのは、本日も25アップのキジハタ。
きたっ。
今度はtarakoである。
これで3人とも本命が釣れた。素晴らしい。
そして、またきたっ。
とtarako。
が、今度は残念ながらムラソイ。
だいぶ良い感じになってきたように思えた。
ところがその辺りから潮の流れがきつくなりだした。
さらに風向きが変わりはじめる。
こりゃ釣りにくい。
狙ったラインを通しにくいし、暗くなってわかりにくくなってきた。
どうにか、何かしらコンタクトできるように釣りのスタイルを変えてみる。

軽めのアタリがあった。
魚の確信があったので迷わずあわせるとそれなりの引き。
が、どうもキジハタという感じではない。
どちらかというとムラソイなんだけど、でもそれらしくもないような。
どっちかっていうとクロソイのような。
浮遊している海藻に突っ込まれ、藻団子になりつつも強引に抜き上げた。
さすがにパワーのあるロッドはいいですねぇ、こういう芸当ができますから。
上がった藻団子を解いていくと、でたっ。おぉっ。
ついに佐渡第一号のカサゴ。キジハタよりも今日は喜んでしまった。
なんせ昨年の段階でいないんじゃないかって思ってましたから・・・
となると次回からがまた悩ましいところ。
その後反応なく、移動を決意。
ぼちぼち風は落ちただろうと考え、昨日結果の出た場所へ向かってみる。
風は昼間ほどではなくだいぶ落ち着いていた。
ただ、海は荒れたまま、悩ましい。
いい感じはしないが、佐渡での夜釣りは今日が最後、明日は夕マズメを前にして帰還せねばならない。
今頑張らずしていつ頑張るのか・・・こんな状況だったので、気合入れてかかる。
が、やはりよくない。
3人とも沈黙を続ける。アタリすらない。
気合が空回りしそうだ。
それでも1匹ぐらいは喰ってくるのがいるんじゃないかって思いもあった。
とすれば、その1匹が出そうな場所は何処なのか?
そんなことを考えて狙いどころを絞り集中攻撃してみた。
モゾッ。こんな感じの微妙な生態反応。
あわせを入れるとひとまず重みがあった。
だが、引かない???
あれぇ、魚だと思ったけどゴミなのか・・・
バシャバシャ、水面に着てから突如暴れだした。
やっぱり魚だった。それも本命である。
普通に掛かっていたのにどうしてあれほど抵抗しなかったのか?
以降、1時間ほど宿の門限まで釣りを続けた。
1匹釣れたのでまだ釣れる可能性があると思い、似たような場所を中心に探ってみたものの本命は出ず。
メバルの反応らしきが何度かあり、だいちさんは釣り上げていた。
3日目、非常に苦戦。
数だけみると釣れなかった感がある。
しかしながら、内容的には夕マズメに釣りをしたポイントでしっかり結果が出せたことが非常に大きな成果だった。
そんなわけで釣れなかったけど、そこそこ充実感あり。
![]()
苦戦したものの

今日も昼間の大半はどうなることか?
と思わせるような雰囲気だった。
天気は良かったが、風が非常に強かった。
昨日以上に釣果は少なく、
それだけ見るといやはやという感じだが、
けっこう満足感あり。
あきらめかけてたカサゴも釣れたし、
キジハタも明らかに狙って釣っているし。
またやりたいことが増えてまいりました。
3日目釣果 : Mame ムラソイ3匹、キジハタ2匹、カサゴ1匹
Tarako ムラソイ4匹、キジハタ1匹、アジ1匹